2000年 11月1日 水曜日

 「ワンコリア こども美術展」
  三つの学校の紹介


 

四国朝鮮初中級学校

 

 四国朝鮮初中級学校は今年で創立55周年を迎える四国地方で唯一の民族学 校です。

 本校は、1945年の祖国解放と同時に、帰国準備を目的として県下8ヶ所に 開設された「朝鮮語教室」を前身としています。のちに、1946年頃から「朝 鮮語教室」が民族科目を中心とした正規学校へと発展していきました。

 ところが、朝鮮戦争が勃発する前年の1949年に発令された「朝鮮人学校閉 鎖令」によって全国の朝鮮人学校も強制閉鎖され、県下の朝鮮学校もやむなく 閉鎖へと追いやられました。

 しかし、その後も民族教育の灯火は消えることなく、約2年間の移動教室時代 を経て、同胞たちの地道な運動の甲斐あって1951年4月には松山朝鮮小学 校(松山市築山町)が再開されました。1952年に中級部を併設し、現在の 体系となりました。(松山朝鮮人小中学校)

 1959年から寄宿生の受け入れを始め、1964年11月には現在地(松山 市南斉院町)に新築移転し、学校名も「四国朝鮮初中級学校」と改め、現在にい たっています。

 教育内容は国語(朝鮮語)・朝鮮史などの民族科目に加え、日本学校で扱って いる科目もすべて扱っています。しかし、学校法上での扱いは「各種学校」(1 969年認可)とされており、教育助成金や卒業生の進路等でいろいろな障害 があり、早期の処遇改善が望まれます。

 近年、日本学校との文化交流・スポーツ交流を盛んに行っており、年に1度公 開授業も実施し、各層での民族教育に対する理解をはかっています。

真宝(ジンボ)初等学校

 

 1912年5月24日に開校して以来89年の歴史を誇る真宝初等学校は澄んだ水と青い松林に囲まれた青松(チョンソン)郡真宝(ジンボ)面真安里(ジナンニ)に位置しています。

 国内では最も児童数が多い22学級、併設幼稚園4学級からなり、第31代イ・ハンフ校長と32名の教職員が透徹した教育観をもって充実した教育課程の運営と特技適正教育の活性化によって、各種コンクールで優秀な成績をおさめるだけでなく、学校運営優秀校として表彰され、模範授業公開などにも粘り強く取り組む青松郡を代表する優れた学校です。

 「正直、創意、誠実」の校訓のもと720名余(幼稚園129名)の児童が「永遠の発展」を象徴する校木「アカシア」、「新しい心、新しい覚悟」を指し示す校花「パクテギ(ハナズオウ)」を心に秘め、新しい千年を開いていく正直で創意的な人間として育っていくために、澄みきった心と聡明な知恵を育み、秩序を守り、お互いに助け合いながら楽しく生活しています。

真宝(ジンボ)女子中等学校

 

 真宝女子中等学校は青い末と澄み切った水で名高い慶尚北道青松郡真宝面にあり、全校生は12学級、360名です。最先端の施設を備え、「正しく考え、正しく学び、正しく実践しよう」という校訓のもと、新しい教育課程に足並みをそろえ、

  • 「特技・適性教育の活性化」
  • 「総合発表会(ゆり祭)を通した学生のフェスティバル文化の定着」
  • 「読書の充実」
という本校独自の施策によって、立派な人格と確かな実力と兼ね備えた全人教育に邁進しているこの地域の先導的な学校です。