2000年 10月31日 火曜日

 「ワンコリア こども美術展」開催までの経過


 

  1.  昨年10月4日、松山・日本コリア協会尾上守理事(58)が、朝鮮民主主義人民共和国への旅行を計画し、以前から親交のあった四国朝鮮初中級学校趙成虎(チョ・ソンホ)理事長に相談にのってもらった。

  2.  そのときの雑談のなかで趙理事長から「韓国の学校と絵の交流をしたいと思ってるんですけど、尾上さんの韓国のお友達のなかに小学校の先生はいてませんか」との打診があった。

  3.  尾上理事は心当たりの知人もいなかったので話はそれっきりになった。

  4.  ----------------この間、なにもなし-----------------

  5.  今年6月15日、南北両首脳による共同宣言が発表され全世界に衝撃を与えた。

  6.  今年7月、尾上理事は、松山・日本コリア協会のある会員の紹介で在広島韓国総領事館の金鍾弼(キム・ジョンピル)領事さんを知り、7月末松山二番町の居酒屋「品川」で初めて会食した。「品川」は在日韓国人姉妹が経営する店である。

  7.   尾上理事はこの会食の席で朝鮮学校側から美術交流の希望があったことを思いだし、思いきってこの件を領事にぶつけてみることにした。「四国朝鮮初中級学校理事長が韓国の学校との美術交流の希望をもっておられるんですが、一度理事長とお会いになってみる意思がありますか」と尋ねると領事は意外にもあっさりと「会ってもいいですよ」と対応された。

  8.  尾上理事は「これは大変なことが起きるぞ。松山・日本コリア協会が南北交流の促進にお役に立てるかもしれない」と期待し松山・日本コリア協会役員に報告した。

  9.  翌日、趙成虎理事長に電話し「韓国の領事が例の美術交流の件で理事長と会ってもよいといっておられますがお会いになる意思がありますか」とたずねたところ、言下に「会いますよ」との答えを得た。

  10.  広島・松山間の何回かの電話のやり取りを経て、8月8日夜「品川」で四国朝鮮初中級学校趙成虎理事長、金太宇(キム・テウ)校長、金鍾弼領事夫妻、尾上(松山・日本コリア協会松原満紀事務局長は所要で参加できなかった)で初めての「南北懇談会」をもった。話し合いはほとんど韓国・朝鮮語で進められ、和気藹々とした雰囲気で大いに盛り上がった。

  11.  この日の段階で確認されたことは次の通りである。

    ア)領事は、朝鮮学校のほとんどの子供たちの故郷が慶尚南道であり、朝鮮学校の在籍数が現在26人であるので、慶尚南道内の小規模初等学校から交流校を選定する。

    イ)交流校との協議を重ねつつ子供たちの作品作りを進め、11月はじめに松山でジョイント展覧会を開催する。11月はじめにしたのは四国朝鮮初中級学校の創立記念日である11月1日を念頭においてのことであった。

    ウ)できれば、この美術展を契機にして、将来、朝鮮学校が修学旅行で交流校を訪問し、歌や踊りも披露するなどして交流を深めていくことはできないか、引き続き研究してみよう。このとき、展覧会で使った絵画などを持参し、交流校でも展覧会を開催するようにしてはどうか。

  12.  9月21日(木)、第2回の「南北懇話会」を「品川」で持った。参加者は、四国朝鮮初中学校趙成虎理事長、金太宇校長、韓国領事館金鍾弼領事、松山・日本コリア協会東俊一代表、尾上理事である。懇話会の後の電話でのすりあわせを含めて次の事項が確認された。

     @韓国・朝鮮学校児童画ジョイント展覧会の主催者を、松山・日本コリア協会(代表:東俊一弁護士 愛媛法律事務所所長)とすることに内定。9月27日の松山日本コリア協会理事会で正式決定。

     A展覧会の日取り・場所は、「11月7、8、9日松山中央コミュニティセンターのコミュニティ・プラザ」を第1候補として会場確保折衝に入っている。

    B韓国側の交流校は領事から打診中。

  13. 10月18日(水)、松山市内二番町「金牛亭」で3回目の「南北懇談会」をもった。参加者は、四国朝鮮初中学校趙成虎理事長、同金太宇校長、韓国領事館金鍾弼領事、松山・日本コリア協会東俊一代表、松原満紀同事務局長、尾上同理事。この会合で重要事項はほぼ確定した。確認事項は次の通り。

    ア)美術展の正式名称を「6・15共同宣言歓迎 ワンコリア こども美術展」とする。

    イ)金鍾弼領事より、韓国側の交流校が慶尚北道青松(チョンソン)郡真宝(ジンボ)面真宝(ジンボ)初等学校(児童数720名-付属幼稚園児129名)、および真宝女子中等学校(学生数360名)に決定したとの報告があった。

    ウ)真宝小・中学校と四国朝鮮初中級学校は「協力」とする。マスコミ各社、県、市、駐広島大韓民国総領事館等の後援を依頼する。

    エ)主催者松山・日本コリア協会としては真宝小学校・中学校からの来賓を招待したいので、金鍾弼領事に斡旋をお願いした。

    オ)予算総額を25万円とし、四国朝鮮初中級学校、松山・日本コリア協会それぞれで募金活動を進める。

    カ)展示公開時間

    • 11月7日(火) 午前10時から午後7時まで

    • 11月8日(水) 午前10時から午後7時まで

    • 11月9日(木) 午前10時から午後3時まで とする。

    キ)初日午前10時から簡単なオープニング・セレモニーを開催する。

  14. 10月24日(火) 品川で第4回「南北懇談会」。参加者は四国朝鮮初中級学校趙成虎理事長、金鍾弼領事、松山・日本コリア協会東会長、尾上理事。

    最終的な打ち合わせの会となった。この会およびその後の電話折衝で確認されたことは次の通り。

    • 11月1日(水)

      ・午前中合同記者会見(日本コリア協会)

    • 11月5日(日)  

      ・韓国慶尚北道青松郡真宝面真宝初等学校教頭(韓国では「教監」という)がソウルから空路来松。

      ・日本コリア協会が出迎え、「しまなみ街道」をご案内

    • 11月6日(月)

      ・夜「前夜祭」

    • 11月7日(火)

      ・会場設営(業者7:30から、作品展示8:30から)

      ・10時テープカット

      ・教監を空港に見送る。(日本コリア協会)

    • 11月9日

      ・15:00から後片付け

      ・打ち上げパーティ(19:00から「品川」、日本コリア協会で準備)