2000年9月21日 木曜日

正々堂々


   オリンピックの最中である。ブルガリアの重量挙げの選手がドーピングの発覚で金メダルを剥奪された。ブルガリアの重量挙げ関係者の1人は「クスリを使わないなんて馬鹿のすることだ」と語っているそうだ。

 スポーツは相手に勝つことに異常なほど執着する世界であり、共存共栄がありえない点でそれは常に戦国時代にあり、そういうわけでそれは政治の世界とも酷似する。

 政治家は法律を作るや否や、いやその法律の成立以前から、競争相手の弱点を見ぬき、自分のみが利益を享受できる抜け道を確保する。スポーツも同様に常に、相手の弱点を攻め、ルールの抜け道を捜し求めるのである。

 こういう関係も人間関係のひとつには違いないが、「信頼」、つまり「公正」と「言行一致」を人間関係の柱としたい日常生活から見ると唾棄すべき関係だといわざるを得ない。

 とはいえ、スポーツも自分たちの世界の人間関係にいささか後ろめたさを感じているらしい。だからこそ、大会があるたびにまずもって「正々堂々と戦う」ことを誓いたがるのである。「正直な」ブルガリアの人間がそれをわらったのである。

 

今日の出来事◆17:00より朝・韓交流のための2回目の懇話会をもった。
 

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