2000年 9月18日 月曜日

 外征植物


   シーボルトが日本土産として持ちかえったイタドリが「欧州各地で猛威をふるっている」との報道があった(朝日新聞8月31日付け)。欧州に紹介されたイタドリは、時あたかも「珍種ブーム」だったそうで(きっとシーボルトはそれを知っていて持って帰っただろう)、たちまち欧州の好事家たちの間で大人気となったらしい。

 そういえばアメリカから日本に導入されたアラバマ州の州花・セイタカアワダチソウも最初は花屋で売られていた人気種だった。

 その後のイタドリの足跡は日本におけるアラバマ州州花のそれと同様であった。イタドリは今ではヨーロッパの「川岸や民家の庭、墓地、遺跡などに高さ2、3メートルで密生」、「米国やカナダでも対応に苦慮」(同紙)しているという。

 『緑環境と植生学 鎮守の森を地域の森に』(宮脇昭著 NTT出版)を読んでいたら、こんな記述があった。米国での話である。

 
 

 興味あることに、日本原産のスイカズラが、二次的に、林縁や破壊された林内の雑草としてひどく蔓延している。例えば、ニューヨーク州立公園などでは、一番の邪魔物として、ツルウメモドキとともに(スイカズラが)日本から入ってきた害草とされている。東南部では、クズが道路、河原沿いなどに、一面繁茂している。 

 

 こちらはなぜか名前が出てこないがイタドリもきっとかの地を横行闊歩しているのであろう。

 スイカズラ、ツルウメモドキの2種についてはどんな植物なのかしらないのだが、イタドリ、クズとともになれない土地で結構がんばっているなあ、などとついかんがえてしまうのが忘暮楼の悪い癖。欧州でも、アメリカでもこれらの帰化植物の駆除に懸命だそうである。


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