2000年8月10日 木曜日

さようなら昭和天皇


   夏休みのラジオ体操。忘暮楼のいる団地では今年は朝のラジオ体操の音が聞こえてこない。やってないのである。これは初めてのことだ。実はもうこの10年くらいはラジオ体操もまったく形骸化して、手をぶらぶら足をゆらゆらする程度のこどもが多くなっていた。一度早起きしてまた寝るこどももいるとか。だから、ここらで止めていいのだが、原因はどうも子供がいなくなったことにあるらしい。少子化ってやつではなくて、団地住民のライフ・サイクル。団地に入ってきた人々の孫の世代が小学生なのだが、息子や娘はとっくに団地から出ていってしまった。だから団地には孫たちはほとんどいない。我が家などその典型。一時期6人もいたのに今では夫婦二人だけだ。

 ラジオ体操は本名は「国民保健体操」。郵政省の「かんぽ」のホームページに「国民保健体操」のくわしい説明がある。なぜ「かんぽ」かというと、この体操は、1928年(昭和3)11月に逓信(ていしん)省猪熊貞治簡易保険局長の企画で実現したからである。お手本は当時アメリカのメトロポリタン生命保険会社のラジオ体操であった。

 いまや保険金詐欺が珍しくなくなったが、簡易保険も初期においては病気持ちの加入が多くて、加入後1年位たつと死んでしまうというケースが結構あったとか。

 保険会社にとっては加入者が元気で満期を迎えてくれるのが一番いい。だから加入者の健康診断をしたりもするわけだ。メトロポリタン生命保険会社もそのような発想で市民の健康増進こそが会社繁栄の道、ということで毎日のラジオ体操を提案した。これがヒットしたわけだ。日本の「かんぽ」の「国民保健体操」もまったく同様の趣旨で始められた。

 さてなぜ昭和3年11月かと言うとこの月に昭和天皇の即位礼が執り行われたのである。この体操を企画した人々が昭和天皇即位記念の大事業ということで取り組んだのである。それ以後ラジオ体操は昭和天皇とともに全国津々浦々を席捲したのである。

 団地の夏の朝はやっと昭和天皇とお別れした。


天気晴れ 今治の水事情が悪化。取水制限、家庭用20%→30%、工業用30%→40%、農業用水は地下水を利用。
昨日の出来事◆モスクワ地下道で爆発。死者7人、怪我人97人。◆甲子園が沸いているようだがまったく見る気がしない。朝日新聞32ページ中、全面広告が5ページ、スポーツ面が6ページ。こんなものなのかなあ。
今日の出来事◆朝の散歩でお盆にお供えする「ミソハギ」を見つけた。なるほど植物図鑑にあるように湿地にすっくと立っている。紅紫色のきれいな花をつけている。さっそく精霊棚にお供えした。◆一周忌の前日、遠来の皆さんは全員小藪温泉にとまってもらえることになった。電話は0893(34)2007◆このところ尿糖が目立つ。気がかりではある。

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