2 08年09月16日 火曜日007年月日
辺土岬・黄金森
老馬新聞

沖縄島の北端、辺土岬の海です。辺土岬ももう4、5回目になると思いますが、こんなにきれいな色の海は初めてです。そのかわり、もやがたっていて与論島はかすかにしか見えませんでした。
 前回(二年前)の沖縄旅行で民謡研究所の兄弟子福原さんの案内で塩屋湾の裏山を歩きました。大宜味村の周りに設置された大規模ないのしし除けの石垣の長城にそって歩くすばらしいトレッキングでした。それに味を占めて今回も福原さんの案内で沖縄の山を登ることにしました。右から城間民謡研究所の兄弟子と妹弟子と私です。
 
 辺土岬から振り返ると異様な形をした岩山がそそり立っています。この山は安須森(アスムイ)御嶽という山で、沖縄開闢のときに生まれた7つの御嶽のひとつで、世界遺産である知念の斎場(セーファー)御嶽などと並ぶ神聖な山です。実際全山いたるところに拝所が設けられています。この写真の一番左(南)に鋭く尖った嶺が見えますが、ここが登る黄金森(クガネムイ)です。
 
 山に入るとすぐに45度くらいの急斜面の岩道です。道の両脇にしつらえてあるロープや鎖を頼りに登ってゆきます。大変な難所の連続です。
 
峰にでました。右下に辺土岬がかわいく見えています。
 
 頂上から振り返ると、ありゃあ、あんなところで写真を撮っていたんですね。ぶるぶる。
 
昼食です。左ゆうゆうとおにぎりを頬張る兄弟子。右は今回同行してくれた教え子兼酒友の重松くんです。ちょっとばててるようです。私は食欲がまったくありませんで日陰で休養に励みました。
 
 いやあ、絶景です。辺土岬と辺戸集落が見えます。
 
視線を移すとこちらは名護の方角です。
 
 これは山のふもとから黄金森を見上げた写真です。頂上の断崖からから1メートルか1メートル半ほど中空へ突き出した岩があります。「修行台」と書いてあるところです。福原さんが以前ここに登ったとき、白い着物を着た修行者がその空中の岩のうえにまっすぐ立って拝んでいたということです。ああ、おそろしい。創造するだけで足元がじんじんしてきます。沖縄のユタ文化はいまでも活力をもって展開しています。