2000年8月5日 土曜日

徐京植さんはこう答えてくれた その1


   忘暮楼は

@「日本国」の国民は「日本帝国」の戦没者に年金を支払うべきではない
しかし
A「日本国」は「日本帝国」の罪(「従軍慰安婦」問題、強制労働問題)を謝罪し補償すべきだ
とする自己矛盾に陥っている。これをどう考えればよいのだろうか、という忘暮楼の質問に対して徐京植さんは次のように発言された。
 先生の中でそう言うふうに解決していないのは、日帝が本当に崩壊していないからなんですよ。崩壊させることが解決なんですよ。(中略)

 それから、戦争被害のことですけれども、これまたおっしゃる通りで、現在の軍人に対する恩給とか遺族年金とか、これは実は戦争遂行メカニズムのままですね。これは田中伸尚さんが、一番詳しいんですけど。つまり、戦争中に兵隊に行かせると、「おい出雲。おまえ兵隊に行け」と、「だけど、お前が戦争で死んだときには、おまえの遺族の面倒はくにでみてやるから」というのが根本的なイデオロギーですよね。だから、泣く泣くだけれども、兵隊へ行く。いずれ死んだら遺族年金がもらえる。

 これが敗戦から1952年のサンフランシスコ条約までの間の7年間でけストップしていたのですが、サンフランシスコ条約で日本が独立したとたん、いっぺんに復活したというわけですよね。

 日本人自身(忘暮楼のことかな(^.^))がおかしいんじゃないかなと、私に問われるけれども、おかしいってことは最初から言っているわけなんですよね。

 一般戦争被害者は、東京大空襲もいろいろありました。でも、被爆者を除いて、要するに軍隊のために自らを犠牲にした人以外への補償は行われていないんですよね。そういう請求に対しては裁判所も、そういう時は国民が等しく受任すべきであると、こういう判例でしょ。つまり、戦争の時に爆弾が降ってきて言えがなくなったとか、誰かが死んだということは国の行為だから我慢しなさい、という話ですよね。これがおかしいんです。これがおかしいという考えすらが、まったく孤立した少数派の考えであるこの社会が、まったく奇怪な社会なんです。

 この奇怪な社会では、「帝国」は全然壊滅していないんです。日帝時代と断絶しているとおっしゃっているけれど、今が日帝時代なんです。今が日帝時代なんですよ。つまりそれは、戦争のメカニズムがそのまま続いているんですから。(つづく)


天気晴れ セミしきり ニガウリが育っている
昨日の出来事◆抗生物質が効かないVRE(万古邁進耐性腸球菌)は養鶏が生み出した新型の菌。感染しても普通は発病しないが体が弱っている人に感染すると深刻な事態になる。院内感染の原因菌。群馬大学の大規模検便調査で日本の健康な人にも入り込んでいることがわかった。◆小中高の不登校が13万人、今春大学を出て就職も大学院進学もしなかった人が12万人、進学も就職もしなかった高校生が13万人。人口の0.1%に何かが起きている。◆金雲龍韓国体育会長「50年以上も分断しているから、急速に進展するわけではないが、こちらの働きかけに、北朝鮮からあらゆる面で前向きの回答がきている。」
今日の出来事◆小野川のかわらから笹を切ってきて新盆の供養棚を作った。このあたりでは笹は人里にしか生えていない。◆トクサンが猛暑の中陸軍墓地で拓本をとっている。

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