老馬新聞

2008年03月09日14:15
自民党の議員たちは実際の政治活動を通して「小選挙区」制度をどのようにとらえているか、今日の新聞に興味深い記事があった。議員達の発言を紹介してみよう。

1)小泉内閣で閣僚を務めた自民党ベテラン議員
「民主党がことあるごとに国会審議の拒否戦術に走るのは我々と根っこで考えが同じだからだよ。自民党で公認されないものが民主党から立候補している。小選挙区制は諸悪の根源だよ」

2)与謝野馨前官房長官
「これだけ国民の意識が多様化しているのに、どうして選挙では『二大政党』のどちらかを選択しなければならないのですか?手(チョキ)私の選挙区だって、たとえば共産党がいい、公明党がいいという人がたくさんいるわけで、そういう国民の投票の機会を奪うのは問題です」

3)鈴木恒夫・元衆院倫理選挙特別委員長
「日本の政界の硬直化を招いている原因の更なるものは、小選挙区制の導入です。小選挙区になったものの(政治は)活性化しませんでした」

4)仲宗根康弘下首相
「多元的な言論、自己を主張する人材が非常にすくなくなりました。ある意味において政治を貧困にしています。小選挙区制と云うものは改正したほうがいい」

5)森嘉朗元首相、小選挙区導入当時の自民党幹事長
「いま共産党を除いてほとんど変わらないじゃないですか、やっていることも、言うことも。・・・小選挙区制ですから・・・顔がいいか悪いか、少しはパフォーマンスが出来るほうがいいとか、そんな事になるのですね」

6)武部勤元幹事長
「(小選挙区制だから)今は過半数を取らなければ当選しない。自分と考えが違う人の票ももらわないと当選できないというのが大きな問題」

 自民党はいま公明党の選挙協力(学会の票の提供)がないと80〜100議席を失うという現状らしい。上の武部元幹事長の発言にはそんな背景があるようだ。

それぞれに辛らつだが、みなさん昔は小選挙区制推進派であっただろうから、これらの感想はやってみてわかった結論なのであろう。

とき既に遅し、ということはないと思う。日本の政治もこれからだ。名古屋マラソン、期待されていた高橋尚子がどんどん遅れている。こんなこともあるわけだ。