2009年2月24日(火)
3・1宣言書 私訳

3・1独立宣言書
私たちはここに私たちの朝鮮が独立国で在り続けて来た国であること、そして 朝鮮人が自主の民族であることを宣言する。私たちはこの場において、全世界に人類平等の原則をはっきりと確認し、それによって民族自存の不滅の権利を子々孫々に伝えるのである。  

私たちは我が民族5千年の悠久の歴史の権威によってこれを宣言し、2千万民衆の忠誠心を一つにし、これを広げ、民族の永遠の自由発展のためにこれを主張するのであり、今日世界に広がっている人類の良心の発露に基づく世界改造=民族自決の大機運に我々も応え、共に進むためにこそこれを提起するのである。これが天命であり、時代の 大勢であり、 人類の総てが持つ共存権の正当な発動であり、天下の何物もこれを阻み抑えることはできないのである。

旧時代の遺物である日本の侵略主義、強権主義の犠牲となって、私たちが数千年の歴史のなかで初めて異民族の支配の痛苦をなめて以来既に十年が過ぎようとしている。その間の私たちの生存権の蹂躙は一体どれほどのものであったか、私たちの精神の進歩に対する障害が一体どれほどのものであったか。民族の名誉と繁栄の毀損がいったいどれほどものであったか、進歩と独創によって世界文化に寄与する機会の喪失はいったいどれほどものであったか。

ああ、過去の抑圧を振りほどき、現在の苦痛を捨て去り、未来の脅威を取り除こうとすれば、また、民族の良心と国家の正義感の閉塞を克服しようとすれば、さらに、各個人の人格を正当に発達させようとすれば、そして、可憐な子供たちに屈辱的な財産を残すまいとすれば、子子孫孫に永久完全な幸福を迎えさせようとするならば、我々の 最大急務は民族的独立を確実にする事であり、二千万の各個人がそれぞれに心に決意を抱き、人類平等の思想と時代の良心が正義と人道の戦いでもって私たちを援護してくれている今日であるから、私たちが前進すれば必ず獲得できるのであり、ここで退いてはどんな志も実現できないのである。

丙子修好条規(江華島条約)以来、何度も結んできた盟約を裏切り続けてきた日本の背信をなじろうとするのではない。日本の学者や政治家が、単に征服者の快楽をむさぼるだけで、講壇で、また実社会で、祖先伝来の私たちの国土を植民地視し、文化的伝統を有する私たちの民族を未開人扱いし、我が永久の社会構造と卓越した民族精神を無視しようとしてきた不正義を責めようとするのではない。自己自身の練磨を急がなければならない我々には他人を恨む余裕はない。今日只今を主導的に準備しなければならない我々には過去のあれこれを非難している余裕はない。今日我々の為すべき事は、自己自身の建設にあるだけであり、他人を非難することにはない。良心の厳粛な命令によって自分たちの新しい運命を切り開くことこそが最大の課題であり、過去の恨みや一時的な感情で他を排斥することは決して目的ではない。

旧思想、旧勢力に凝り固まった日本の為政者の功名心の犠牲になって引き起こされてしまった、不自然でまた不合理な今日の間違った状況を改善是正すれば、自然でまた合理的な政治経済の大地に戻ることになるのだ。

当初から民族の要求から出たものではない両国併合の結果が、虚飾のもとで姑息な威圧と、差別的な不公平と、統計数字上の粉飾の下で、利害の相反する両民族間に永遠に和解することのできない怨念の溝をますます深めている近来の実情を見よ。勇明果敢にこれまでの過ちを正し、真正な理解と同情に基づく友好的な新局面を打開することが我が民族と日本との間において災いを遠のけ幸せを招く確実な近道であることは明らかではないだろうか。

また2千万の憤りと恨みをいだく我が同胞を、日本人が威圧でもって拘束することは、単に東洋の永久の平和を保障することにならないだけでなく、それが原因となって東洋の平安と危機の主軸である4億の中国人の日本に対する恐れと不信を一層かき立て、その結果 東洋全体が共倒れの悲劇を招くことになることは明らかであり、今日我々が希求する朝鮮独立は朝鮮人としてなさねばならない正当な繁栄を成し遂げると同時に、日本としても間違った道から立ち戻り東洋発展を支えるべきものとしての重責を全うすることであり、中国としても眠っていても忘れられない不安や恐怖から脱出することであり、また東洋平和を重要な一要素とする世界平和、人類の幸福にとって必要な階段ともなるのである。これがどうして小さな感情的な問題といえようか。.

ああ、新しい天地が目の前に広がっている。威力の時代が去り、道義の時代がやってきたのだ。人類の歴史のなかで磨かれ育てられてきた人道の精神が、今まさに新文明の夜明けの光明によって人類の歴史を輝かせ始めているのだ。新しい春が世界に訪れ万物のよみがえりを促しているのだ。氷と雪の世界で息を潜めていたのは過ぎ去ったひと時のことであり、春風と暖かい太陽のもとで大きく深呼吸をするのが今この時である。天地が幸福を運び始めたこのとき、世界の新しい潮に乗った我々はなんら躊躇することはない。またなんら遠慮することもない。我々の固有の自由権を守れば我々の人生の楽しみを飽くほど楽しむことができ、我々の持ち前の独創性を発揮すれば光に満ちた大地に民族の花を咲かせることができるのだ。

我々は今ここで起ちあがる。良心が我々とともにあり、真理が我々の同伴者となるのだ。老若男女が陰鬱な古巣から意気高く飛びたてばすべてのものが喜ばしい復活を遂げることになるのだ。百代千代の祖先の霊が我々を陰で助けてくれている。全世界の新しい思想が我々を外から守ってくれている。着手さえすれば成功したに等しい(シジャギバニダ。ハミョンデンダ。)。光り輝く未来の光明に向かって邁進するのみだ。

※分りやすさを優先した意訳になっています。明らかな誤訳などがありましたら御教示ください。

私訳「独立宣言書」についてのアドバイス