2007年月日
海南新聞
1909(明治42)年
1月20日〜27日
老馬新聞

1909(明治42)年1月20日 

雑報
●韓国法典編成
韓国法典中民事訴訟法は昨年脱稿し民法も昨年度において韓国旧来の習慣と調査し終り本年度に於て北韓地方の調査中なれば遅くも四十三年六月頃迄には脱稿すべく 複雑なる習慣なきゆゑ尤も簡単に立案するを得べく 又刑法も本年中に草案を了すべく 商法も今明年中には発布の運びに至るべしといふ

1909(明治42)年1月23日
雑報
●統監公の苦言
 
伊藤統監は韓皇の南韓巡幸に陪乗し 大邱、釜山、馬山到る所に於て 韓人を戒むるに足る苦言演説をなせり 公曰く 大邱発輦の際韓国皇帝陛下を軍艦にて日本に伴ひ行くものと誤解し 輦車を遮らん為に線路に伏せし強盛学校の生徒等は 如何なる面目にて御帰輦を迎ゆるべきかと吾妻艦の宴会にて 又曰く 此の一隻の製艦費は約一千万円なり 殆んど韓国一国一ヶ年の歳計に等し 日本は嘗ては同一の境遇にありしも今や幾億万の歳計となれり 韓国も遊民的生活を止め 小策と弄せず 奮励怠らざれば富強期すべきのみと 又太田にて奉迎の儒生中には宋内大臣及び厳宮相の親戚もあり 帰途彼等の頑迷固陋を暁す為め同地に集合せしめたりと

1909(明治42)年1月23日
●韓皇の西韓巡幸
韓皇陛下には来る廿七日南大門御出発 西韓巡幸の途に就かせられ 各大臣は之に随行し 伊藤統監、大久保軍司令官も亦陪従すべく 陛下には平壌、新義州、義州に各御一泊の御予定なり

1909(明治42)年1月23日
●出漁聯合会評議会
本県遠海出漁団体聯合会評議会は来る廿七日より開会の筈にして廿二日までに出席申込ありしは二十二名中十二名あり 議案左の如し

四十二年度予算議定の件▲前年度業務報告及決算報告の件▲韓国移住根拠地経営に関する件▲組付出業を減じ成るべく独立自営せしむる件▲移住者選択方注意の件▲韓国漁業法実施準備に関する件


1909(明治42)年1月27日
韓海出漁者船賃
朝鮮海水産組合は大阪商船を特約して 韓海出漁者並に視察員の為 乗客は三割引、貨物は二割引と為す筈にて廿五日割引券を県庁へ送付し来たれり