2007年5月20日
神松名村郷土誌
老馬新聞

 伊方町三崎公民館で伊方町教育委員会地域教育課の金森一臣課長から貴重な資料を見せていただいた。左の文書は明治42年12月発行の「郷土誌編纂要項」である。確認していないが他県の例からみると愛媛県が示した要項と思われる。

この「要項」によって編纂された「郷土誌」を見せていただいた。












下の写真が「神松名村郷土誌」の表紙である。要項が出されて1年3ヶ月後に編纂が完了していたと見られる。



下は「神松名村郷土誌」の「遠洋漁業」についての記述である。
  1. 小さな村から126戸・126人参加している。1戸1人ということか。
  2. 漁場は朝鮮の釜山、欲知島付近とある。この資料で神松名村の漁民の出漁先が初めて確認できた。
  3. 串の場合は海士(あまし)の潜水漁だったが、神松名はハエナワ、釣り、四ツ手網、敷網、潜水漁とさまざまな漁法と採っている。
  4. 漁獲の種類が豊富だ。鮑(アワビ)、栄螺(サザエ)、海鼠(ナマコ)、鰮(イワシ)、雑魚、鯵(アジ)、鯖(サバ)、太刀魚(タチウオ)、二番鯣(ニバンスルメ=普通のスルメイカのことだそうだ)。
  5. 漁獲高はアワビ6,000貫・3000円、サザエ5000貫・600円、ナマコ15000個・120円、イワシ7800桶・3200円、雑魚2500貫・750円、アジ・サバ・タチウオ300万尾・2000円、二番スルメ14万尾・3672円などとある。









































































欲知島(ヨクチド)の位置を示す。