2007年3月6日
海南新聞
明治41年
5月17日~19日

老馬新聞



1908(明治41)年5月17日 

●水産試験場長会
 第四回内海関係府県水産試験場長会は愈々来る廿二日より廿四日まで三日間赤十字支部楼上に於て開会し安藤知事、西久保武井両次官・・・・・の諸氏出席の上左記案件を付議する筈なりと
▲提出問題
一、瀬戸内海生物蕃殖保護としては如何なる方法を取るを以て最も適切なりとするや 其の方針を協定しては如何((提出者香川県))

生物蕃殖保護としては漁具の禁止 網目の制限、採捕時期の制限、寸法の制限など種々あるも 其の実績を挙げたるもの寡きが如し (以下略)

二~四 (略)

五、韓海の漁況及海上気象に関し通報せられるべく朝鮮海水産組合への交渉の件((提出者 徳島県水産試験場))
 理由
瀬戸内海関係府県は韓海出漁者最も多き地なり 随て 韓海に於ける各府県通漁者及移住者の漁況 並に 海上の気象に関し 常に詳知し絶えず奨励上の参考に資するの要あらん 然るに未だ之を詳知し得べき期間方法の備わらざる((或は云ふ 其の方法は既に決定しあるもこれを励行せざるなりと))を憾事とす ゆえに朝鮮海水産組合より 毎月一回を期し関係府県に詳細通報((既に決定しありとすれば之を励行せられたきこと))あるべく本会の決議を以て該組合へ交渉あらんことを望む所以なり

六~七 (略)

八、韓国漁獲物輸出税廃止方の件(提出者山口県)
 理由
従来韓国通漁者が自己の漁船を以て其の漁獲物を本邦に輸送する場合に於ては 韓国当局者は輸出税を賦課せり 元来是等漁獲物の大部は 韓国領海外に於て漁獲せしものなれば 之に輸出税を課するは不当なり 仮令其の沿岸に於ける漁獲物なりとするも 通漁規則の精神より推究するも亦 不当たるを疑わず 由て廃税せしむること

九、 韓海通漁船に積載すべき漁業用塩並に生活物資量制限解除の件(提出者)山口県
理由
 通漁者が韓国に於て 生活物資並に漁業塩を購入する場合に於て韓国当局者は其の量を制限((米、生活物資中白米は一人六十日間の食料として五斗以上を搭載すると許さず、塩、昨年五月当場の試験船は四十斤入百五十俵に制限せられたり))
せり 是等の物資は開港地に非ざれば購入困難にして 漁業は主として未開港地に操業せらる丶を以て 其の欠乏するに於ては 業を止め 数十里を経て開港地に需むるの不便及不利あり 此の如きは漁利を減殺せらる丶のみならず 人命に関するものなるを以て 其の制限を解除せしむること

以上二件は統監府より韓国政府へ交渉せられんことを主務省へ具申しむとす

十(以下略)


1908(明治41)年5月19日
●浮流水雷爆発十六日午後発
海軍省着電に曰く 十四日欝陵島沖に於て 一韓人水雷を発見し 之が引揚の際 轟然爆発し 日本人一名、韓人二名即死し 七名の重傷者を出だしたり

1908(明治41)年5月19日
●鏡城暴徒蜂起十六日午後発
間島を去る十二里なる韓国鏡城に暴徒起り官衙を焼き 良民の財を奪い 間島の同志を呼応して在間島の日本人を鏖
(オウ)殺すべしと声言い居れり