2006年11月21日
『豊年音頭』工工四比較


 サンシンを弾いたことのある人ならみんなご存知のことであるが、サンシンの楽譜(工工四と書いてクンクンシーと読む)というものは、同じ曲でも弾く人によってかなり違っている。当然出版されている楽譜も、楽譜の数だけバリエーションがある。それがまた面白いところでもある。場合によっては一番と2番が違って演奏されることもある。
 そういうことは私も一応知っていたのだが、今回「豊年音頭」という曲で実際どれくらい違っているものか、確かめてみた。下のAが私が今演奏しているものである。かなり昔から弾いている形で誰から教わったものなのか忘れてしまった。現在手元にある三冊の本の楽譜と、私の楽譜をくらべて、私のものと同じところをで示してみた。
 こうやって見ると、私の演奏はB「島唄 沖縄民謡ベスト20」のものに一番近いようである。どうしてこうなったのかはわからない。案外、弾いているうちに間違ったまま固定してしまったという可能性もある。

A 私が現在演奏しているもの(出典忘却)

B 島唄 沖縄民謡ベスト20(ドレミ楽譜出版社)

C 工工四百選(ちんだみ工芸)

D 正調琉球民謡工工四(琉球音楽音譜研究所)


前奏

A 工五 七七 五工 七七 五工 七四 七四 七四 七四

B 工五 七七 五工 七七 五工 七四 七四 七四 七四

C 工五 七七 五工 七七 五工 七四 七四 七四 七四

D 工五 七七 五工 七七 五工 七四 七四 七四 七四

A 七四 七四 七四 七四 七四 七四 五四 五四

B 七四 七四 七四 七四 七四 七四 五四 五四

C 七合 七合 七合 七合 七合 七合 五合 五合

D 七四 七四 七四 七四 七四 七四 五四 五四

   う  み ど  り   な    いて

 

A 七四 五七 工五 尺老 工五 合尺 工上 尺老 

B 七四 五七 工五 尺老 工五 合尺 工上 尺老

C 五七 五七 工五 尺老 工老 工老 工五 尺老   

D 五七 五七 工五 尺老 工老 工老 工上 尺老

たい りょうつ  げ  りゃ

 

A 工老 工五 工老 工五 工老 工五 工老 尺上 上老 上尺 四老 四乙

B 工老 工五 工老 工五 工老 工五 工老 尺上 四上 尺上 四老 四乙

C 工上 尺老 工老 工五 工老 工五 工老 上老 四老 尺上 四老 四乙

D 工老 尺老 工老 工五 工老 工五 工尺 上老 四老 四上 四老 四乙

や    ま  の   か  ら す  が  ほう さく  つ  げ

 

A 合上 工尺 合上 工尺 合上 合老 四老 四上 尺老 尺老 工老 工五

B 合老 工尺 合老 工尺 合上 合老 四老 四上 合上 尺老 工老 工五

C 合上 工尺 合上 工尺 合老 四老 四老 四上 合尺 工老 工老 工五   

D 合乙 工尺 合乙 工尺 合上 合老 四老 四上 尺老 尺老 工老 工五

る           ほう ねん で  びる ほう ねん で  びる

 

 

A 工老 工五 工老 尺上 四老 上尺 工○ 

B 工老 工五 工老 尺上 四老 上尺 工○

C 工老 工五 工尺 上老 四老 上尺 工老

D 工老 工五 工尺 上尺 四合 上尺 工老 工五 七七 五工 七七 

                        さっさ   さっさ

 し  と りと てん しと りと てん