2000年5月24日水曜日晴れ     
天皇のオランダでのスピーチ

 天皇夫妻がオランダを訪問している。オランダでの天皇のスピーチを読んで見たが、例の如く、主語の不明確な、人を小ばかにしたようなスピーチ。例えば、「私は、両国国民が…世界の平和と繁栄のために貢献していくことを期待します」なんていうもんかなあ。オランダ国民に失礼じゃないんかしら。この人にかかると「捕虜に対する強制労働」も「軍付属性施設へのオランダ人女性投入」も自然発生的事件のようだ。

 以下天皇のスピーチを採録。右側に忘暮楼の期待するスピーチを書いてみた。書いてみると結構難しい。

天皇の実際のスピーチ忘暮楼が期待する天皇スピーチ
…前略…
このような歴史を経た後、両国が先の大戦において戦火を交えることになったことは、誠に悲しむべきことでありました。この戦争によって、さまざまな形で多くの犠牲者が生じ、いまなお戦争の傷を負い続けている人々のあることに、深い心の痛みを覚えます。ニ度とこのようなことが繰り返されないよう、皆で平和への努力を絶えず続けて行かなければならないと思います。
 また、戦後より今に至る長い歳月の間に、両国の関係のために力を尽くしたさまざまな人々の努力に改めて思いをいたします。とりわけ戦争による心の痛みを持ちつつ、両国の将来に心を寄せておられる貴国の人々のあることをこれからも決して忘れることはありません。戦後55年を経て、今日、日蘭両国の関係がさまざまな分野できわめて緊密なものとなっていることは誠に喜ばしいことであります。日蘭交流四百周年を記念して、現在両国において行なわれている数多くの行事も、両国国民の相互理解をさらに進めることに寄与するでありましょう。
 私は両国民が、長い交流の歴史を全体として正しく心に止めながら、お互いに理解し合う努力を続け、ニ十一世紀に向かって、世界の平和と繁栄のために共に貢献して行くことを心から期待しております。
5月25日付産経新聞
…前略…
 こうして日本は常に貴国に対し尊敬と親愛の気持ちをいだいてまいりましたが、先の大戦においては、大日本帝国政府と皇軍の東南アジア侵攻戦略を機に貴国と戦火を交えることになってしまいました。
 この南方侵攻戦略は貴国の人々の中に多くの戦争犠牲者を生みました。私は、この戦いにおいて尊い命を失った貴国の誠実で勇敢な将兵に対して心からの敬意と哀悼の意を表します。
 戦争犠牲者は戦没者だけではありませんでした。皇軍が貴国軍の捕虜に対してとった数多くの非人道的な取り扱いは捕虜の取り扱いに関する国際条約を蹂躙したもので私が心から恥かしく思っているところであります。
 また、旧皇軍が、オランダ人女性の一部に対し、言葉で申し上げることの出来ない卑劣な行為をなし、彼女たちの名誉を傷つけ、消すことの出来ない苦しみを強いたことについて深く反省しております。
 私はこれらの行為について深く謝罪し、わが国が、ニ度とこのようなことを繰り返さないよう、日本国憲法のもと、平和への努力を絶えず続けていることをご報告し、貴国の国民の皆さんのご理解とお許しをたまわりますよう心からお願い致します。
 戦後55年を経て、今日、日蘭両国の関係がさまざまな分野できわめて緊密なものとなっていることは誠に喜ばしいことであります。日蘭交流四百周年を記念して、現在両国において行なわれている数多くの行事も、両国国民の相互理解をさらに進めることに寄与するでありましょう。
 私は両国民が、お互いに理解し合う努力を続け、世界の平和と繁栄のために共に貢献して行くことを心から期待しております。