2000年4月20日木曜日   
 私の3年間はなんだったの?

友人の娘さんは私立H高校を卒業した。友人がたまたま手元にあった忘暮楼の勤務校(私立校)の卒業アルバムを娘さんに見せたそうだ。娘さんは、しばらくそのアルバムをながめていたが、急に泣き出したという。

 友人が「どしたの?」と尋ねたら、「私の三年間はなんやったんやろ…」とつぶやいていまた涙を流したというのだ。

 忘暮楼の勤務校の卒業アルバムといっても、そうたいしたものではない。内容も体裁も普通のレベルだと思うのだが、なかに当然学園祭などの写真がある。すると、浴衣姿ではしゃいでいる女子生徒の姿も写っている。娘さんはこれを見て泣いた。

 私立H校は女子高で、この10年くらい(かな?)進学に強い学校として県民の支持を受けている。S女子高がピンチに遭遇したのもその余波と見られている。ところがどうも、進学、進学と叫ぶ学校の常で、学生生活は「豊か」とは言えないらしい。H校に「浴衣姿の高校生を見ただけで、『私の三年間はなんやったんやろ…』と涙ぐむ卒業生」がいるということは、H校にはぜひ考えてもらいたいことだし、他校も、以って他山の石とすべきであろう。