2000年3月7日(火曜日) 石鎚残雪
頭が追いつかない


 「情報時代はあまりにも多量の情報の氾濫のために『知る』ことだけで精一杯、返って、『考える』ことを喪失するおそれがある」という岩崎武雄の文章を授業で扱った。(既報)

 昨日の新聞記事など本当にその感を深めるものだった。こんなにテンコモリである。

  1. 高級官僚の天下りの全容が初めてわかった。
  2. 憲法に「環境権」を書き入れるべきかどうか、参院憲法調査会で議論された。
  3. 自分の意思で精神病院に入院している患者約23万人のうち10万人余は閉鎖病棟に入院させられている。
  4. 第2次大戦中に捕虜になり強制労動させられた元米兵らが日本企業を相手に損害訴訟に取り組むことになった。
  5. 自衛隊のなかでのセクシュアル・ハラスメントによって女性自衛官が心身症を発症1カ月の入院後自宅静養を続けている。
  6. フィリピン人元慰安婦はいまでもPTSDが続いている。日本の医者による診断結果が証拠として提出予定。
  7. 春奈ちゃん事件の初公判。
  8. 慢性的な飢餓状態にある人は30年間に14%減ったが、それでも七億九千万人。世界の栄養失調人口は漸減して12億人に。太りすぎは急増して12億人に。
   どの問題をとっても、じっくり考えなければならないことばかり。でも、その考えのまとまらないうちに明日はまた別のたくさんの問題が提示されるのだろう。頭がついていけない。