2000年02月25日(金曜日)


 三学期の国語一で、岩崎武雄(哲学者)の「情報時代の落とし穴」というのを扱った。

 情報時代といわれる現代は、情報時代というだけあって日々膨大な情報に接する。その情報漁が余りにも大量であるため「知る」ことだけで終わり「考える」という行為が押しつぶされている。

 また、世間には「知る」ということが重要なのであって、「考える」などといったクライことはしなくていいんだ、という傾向もある。

 さらに、「他人の考えた結果」を「知る」ことによって、あたかも自分が「考えた」かのような錯覚を抱く人々さえ現われている。

 そんな分析であった。

 実際、今日の新聞を読んでいる忘暮楼も、大量の情報の中で「考える」行為を押しつぶされそうである。

 2面で興味深い記事があった。「これを少し考えてみよう」と思う。5面にまた興味深い記事がある。「これを少し考えてみよう」と思う。

 こんなことを繰り返しているうちに、みんな忘れてしまい、連載漫画を笑って終わってしまう。

 この公開日記も、言ってみれば、そういった情報の洪水の中でなんとか「自分」を失わないようにしたいという願いで始まった。でも、自分の考えを深めつづけるということは相当に難しいことですね。