2000年02月24日(木曜日)
不当労働行為かどうか


 ある懲戒処分が組合活動を理由にした不当な労働行為であるか、それとも正当な懲戒行為であるのかは、どう判定すべきだろうか。

 地方労働委員になったつもりで考えてみよう。

 まず第一にしたいことはその職場でそれまでどのような処分が実施されてきたか、ということだ。どんな非行行為に対して度のような懲戒処分が加えられたか、あるいは、どのような非行行為に対して処分がなかったか、これをはっきりさせたい。

 その上で、当該懲戒処分が、これまでの懲戒処分と比べてバランスがとれているかどうか、そこをじっくり見てみたい。

 もしバランスがとれていれば経営者に内心そのような動機があったとしてもそれを不当労働行為と言い切ることは出来ないかもしれない。  

 もしバランスがとれていないならば、まず、当該処分対象者の非行が先例に比べてはるかに悪質であったということが考えられる。

 そうでないとすれば…

 そうでないとすれば、組合活動を嫌悪する経営者の不当労働行為と判断せざるをいない。

 さてこの事件、教員になってはじめて授業失念。これに対して停職処分。その50分で31万円余の経済的制裁。その後の授業失念者は3人いるのに誰も処分されていない。前教頭の重大な反社会的非行はいまだに不問のまま。

 どう判定しますか。