2000年02月29(水曜日)
時間


 新田高校の入試が昨日実施された。受験者は一般入試が3359人(他に推薦入試が180人)だったという。

 さて、国語の問題のなかにエンデの『モモ』のなかのマイスター・ホラの言葉というのが出てきた。

 
光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、人間には時間を感じるために心というものがある。

 小説嫌いの忘暮楼は『モモ』さえも読んでいない。だいたい流行っている本は余り好きになれないたちである。でも、この言葉はいいなあ。こんないい言葉にたくさん出会えるのなら、やっぱり『モモ』は読んだほうがいいのかなあ。

 それはともかく、消えてしまった過去を想起し、まだ来ぬ未来を予感するするのは確かに心の働きなのであろう。天地創造を語り最後の審判を語るのも、無明から死に至る十二因縁を語るのも心の働きである。

「明日は明日の風が吹く」
「後は野となれ山となれ」
「雨降って地固まる」
「言いたいことは明日言え」
「石の上にも三年」
「急ぐな休むな」
「一将功成って万骨枯る」
「一寸先は闇」

…手もとの『ことわざ辞典』のページをぱらぱら繰ってみても、時間を語ることわざはいずれも心に重い。