2000年01月23日(日曜日) 快晴
「臨時に採用される人」は私学共済組合に加盟できるか?


 

 規定とその実際的運用の関係で考えさせられることがあった。

 忘暮楼は私学共済組合に加入している。この組合の加入資格について、私学共済の手引書は、

「学校法人等に勤務し、給与を受ける人は、教職員となったその日から組合員資格を取得し、各種の給付を受けることができます」
と説明している。

 さすれば、1ヶ月だけの病欠代理教員とか、数ヶ月間だけの産休代理教員のような臨時採用の教員も私学共済に加盟できるのだろうか。

 実はこの点については、先の引用文のすぐ後に次のような但し書きがついている。

 
ただし、
@専任でない人
A臨時に採用される人
Bその他常勤勤務に服しない人
などは組合員になれません。

 この規定によって、臨時に採用される人は残念ながら私学共済に加入できないということになる。

 が(^.^)、ここからが「規定の実際運用」の妙があるのである。


 東京の私学共済本部の立場に立ってみる。

 ある日、A学園から職員Bさんの加入申請が出されてきた。本部はこれを受理する。こうしてBさんは私学共済に加入する。

 さて数ヶ月後A学園からBさんの共済脱退の届けが届いた。本部は脱退届けを受理した。Bさんは私学共済組合員の資格を喪失した。

 それだけのことである。

 私学共済本部からみると、このBさんが、定年まで勤めるつもりであったのに採用後なにか事情が惹起して急に数ヶ月で退職しなければならなくなった人なのか、最初から数ヶ月だけの予定で雇用された人であったのかは、わかりようがないし、調査する権限もない。


 というわけで、表題の問題の答えは「加入できない規定になっているが、実際は出来る」ということになる。事業主から加入申請がでるかでないか、という問題に帰結するのだそうである。