2001年 12月11日 火曜日

高校二年生の短歌 『二十二人一首』


 試験も終わり、答えも返し時間的余裕ができたので、情報ビジネス・コースの二年生に短歌を作ってもらった。生まれて始めての短歌だそうだ。

「きゃ」も「ー」も「っ」も「ん」も一拍だよ、と拍の数えかたを教えたあと、自分の気持ちを表現してみよう、と呼びかけた。指折り数えてつくった出来立てのほやほやをいくつか紹介してみよう。

平和のこと、自分のこと、友人のこと、家族のこと、いろいろな思いが歌われる。結構いいのがあるなあ。

河野充隆

戦争が起きて行くたび悲しくなる 平和への道遠く感じる

岩崎裕紀

いつまでも過去を背負って生きている そうはいかない 振りきってやる

  
法兼真(柔道で活躍している)

あと1年卒業までに出来る事を悔いを残さずやるだけやろう

信岡健尚

今回のテストは欠点が多すぎた 親たちは笑って許してくれたが

中村匡樹

あと三時間たてば放課後と耐えている 部活の時間は授業よりましだ

二宮亨

朝早く彼女がメールを入れて来た 今日も一日がんばって と

片岡賢司

…教室で…
箱のなか四十の魂生きていて 寝るのもいれば学ぶのもいる

松岡潤

部活動で走り続けた日曜日 週明けの授業の身体が重い

松本裕史

ギターの音とさえたヴォーカルが 部屋中にガンガン響いて心を癒す

谷口孝太

こたつに入って時間を過ごし 布団に入ってしあわせ感じる

舘森悟史

ばあちゃんが僕の試合の応援をしてくれるから優勝できる

谷口雅彦

月曜日に国語のテストを返されて チョットうれしい57点

大沼泰郎

いつからか時の流れが速くなり 何をしょうかと焦っている今

谷本広志

部屋の壁に旅の写真を貼りつける もうその数は数え切れない

田中洋介

ギンギンと夏の太陽身に受けてマウンドに立つ自分の姿

水木勝

夜中までお茶飲みながらゲームをするおやじの背中 どこか寂しい

岩田晃

練習から帰ると母も疲れ顔 お疲れさんと言ってあげたい 

竹本雄亮

冷たい風の中を友達と雑草のように遊んだあのころを忘れはしない

鍋島道敬

酔っ払って眠ってしまっても頑張れる 父はやっぱり大黒柱

松井孝太
(部活で帰りが遅い)

「お帰り」と家族みんなが言ってくれる その声を聞いて俺は安心

岡崎文也

…失恋の詩…
クリスマスが近づき思う 遠き日の夕陽に沈む果てなき記憶

永井友和

今朝目が覚めて思った事はただ一つ このままもっと眠っていたい

 


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