2000年01月14日(金曜日) くもり
「もう1回読んでみよう」

 1学期に「私語の洪水」で悩まされた三年生のクラスも、2学期はすこーし落ち着いてくれた。それでも、難儀なクラスのチャンピオンであることに違いはないのだが…。

 このクラス、3学期はたった2回の授業で終わりである。20日から定期試験だ。フフフ。

 2学期は夏目漱石の「こころ」を楽しんだ。テストのあとは上前淳一郎の『読むクスリ』を読ませている。『読むクスリ』所載の随想を何篇か読ませ、一番気に入ったものについてだけ感想文を提出させるのである。面白い文章が多いだけに、生徒たちも相当集中して読んでいる。

 それで、例の「私語の震源地」のO君もこの際は面白がって読んでいる。その彼が、「もういっぺん読んでみようか」を大声でつぶやいて(つぶやきも大声なのである)また読み始めた。感想文を書くためであろう。

 すると、隣の生徒が「ははは」とせせら笑った。

 O君が「どしたんぞお?」と聞くと、「おまえが『もういっぺん読む』やなんて…」とまた笑った。

 O君は「フン」と無視して読みつづけた。

 本を読むのが嫌いなんじゃないんだなあ。つまらない本を読むのが嫌いなのでしょうね。