2000年01月01日(土曜日) 快晴
皇室がなくなる?


 今日の愛媛新聞に日本世論調査協会の最新調査結果が出ていた。この調査の質問項目に

問17 皇室典範では宮家を継いだり、新たに宮家をつくることができるのは男子皇族に限られています。男子が少ない現在の状態が続けば、いずれ宮家はなくなることが予想されます。あなたは宮家の制度についてどうしたらいいと思いますか。次の中から一つだけお答えください。
というのがありました。

 あらあ、宮家はなくなるんだって。ということは、いまのままで推移すれば将来天皇がいなくなるかも、ってことだよね。天皇制に賛成の人も反対の人も、案外このこと、知らなかったんじゃない? 忘暮楼は知らなかった。

 そこでちょっと調べてみた。

 現在、内廷に天皇と皇太子以下の皇族が6名(1999年度は宮内庁の経理しないお手元金として年間3億2400万円が支給された。一人平均で月450万円)いる。

 別に、宮家の皇族が19名(同じくお手元金として、総額3億コロンデ653万円が支給された。一人平均で月134万円)。

 以上25名が現在の皇族である。

 儀式、外国旅行などなどで支出される費用は、お手元金とは別で、宮廷費として計上され、1999年度で62億8964万円となっている。

 さて、現在、皇位継承権のある人は7人いる。それらの人々を、皇位継承順位で並べてみる。( )内は生年と今年の年齢です。 

  1. 皇太子(1960年生・40歳)
  2. 秋篠宮(1965年生・35歳)
  3. 常陸宮(1935年生・65歳)
  4. 三笠宮(1915年生・85歳)
  5. 三笠宮長男・寛仁親王(1946年生・54歳)
  6. 三笠宮次男・桂宮(1948年生・52歳)
  7. 三笠宮三男・高円宮(1954年生・46歳)
うーん、秋篠宮以外はみな皇太子より年上だ。秋篠宮も皇太子と五つしか違わない。ということは、皇太子が長生きすると秋篠宮以下の皇位継承権所持者の出番はないということか。

 じゃ、これらの皆さんのお子達はどうなっているかというと、

  1. 皇太子----お子さんなし
  2. 秋篠宮----娘さん二人
  3. 常陸宮----お子さんなし
  4. 三笠宮----男のお子さんが三人(以下の三人です)
  5. 寛仁親王--娘さんが二人
  6. 桂宮------独身
  7. 高円宮----娘さんが三人
なんと皇位継承者のお子さんはゼーンブ娘さんだったのですね。

 今回の世論調査、どうやら天皇家の断絶を避けるための世論作りの始まりのようです。

 誘導尋問のような選択肢になっていますが、調査結果は次の通りです。

  1. 31.9%---いまのままでよい(ということは天皇家がなくなればそれでよい、ということかな)
  2. 25.5%---独身の女性皇族も宮家を継げるようにする
  3. 25.5%---関心がない
  4. 12.2%---男子の養子を認め、宮家を継げるようにする
  5. 3.9%----わからない・無回答
  6. 1.0%----戦後、皇籍を離脱した旧皇族を復帰させる

 そうそう、この問のひとつ前は

問15 あなたは、二十一世紀の天皇制のあり方についてどのように考えますか。
というものでしたが、

11.0%---天皇制は廃止する

という注目すべき数字が出ていました。

憲法第一条は  

天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。
と規定していますが、天皇の地位が、国民の「総意」にもとづいているとはいえない状況になっているようですね。

【参考URL】http://www.kunaicho.go.jp/