2001年 9月12日 水曜日

戦争(9/13一部推敲)


 昨夜はぐっすりと寝られた。10時前に就寝、11時半頃に一度目覚めて小用を足してその後は5時半までぐっすり寝た。愛猫フクに足をかじられて目覚めたのだが、いつものようにラジオのスイッチをいれるやアナウンサーの興奮した声が聞こえてきた。ニューヨークでの航空機の体当たりによるビル破壊事件である。階下のテレビをつけると巨大な双子ビルWTC(世界貿易センター)に航空機が突入するシーンが映し出されている。つづいてこのビルがどうっと崩落する。映画を見ているようだ。どんな勢力の所業か、今のところ全く分かっていない。  

 日経新聞は「(WTC)ビルの中には企業のオフィスやレストラン、ホテルなど千二百社が入居しており、五万人の就業者と1日に約二十万人の来訪者がいる。」と紹介している。国防総省の建物(ペンタゴン)も同様の攻撃を受け相当の被害を被ったようだが、このWTCビルの関係だけでも、数千人の死者が出るのであろう。

 このとき同時に、誰だか分からないが、米国の経済と軍事の中枢に与えた大被害を確認し、米政府関係者の右往左往ぶりを見て繰り返し快哉を叫んでいる人々がいるわけだ。

 私はアメリカの原爆投下を思い起こした。あのとき広島・長崎では投下の直後にすでに数万人〜十数万人の市民が殺された。多くのアメリカ人はこの作戦の成功の報をきっと歓喜して迎えたと思う。日本に占領されていた東南アジアの国々では広島への原爆投下の結果を知って万歳を叫んだ人々が少なくなかったとも聞いている。

 唯一の超大国であるアメリカは「われわれはいつでも、どこでも、世界中に展開できる能力がある」(青森・三沢基地司令官ロイド・アターバック准将,本日付朝日新聞)と公言している。アメリカは自国以外の全ての世界に敵対しうる体制(戦時体制)を確立しているのだ。戦時体制にあるのであるならば、敵の攻撃が国内にも及ぶのは当然のことである。つまり、数千人の死者、数万人にのぼるだろう負傷者は、アメリカ政府の軍事戦略の犠牲者でもあるわけだ。

 今回の悲惨極まりない事件は、あるいは、戦時でありながら「国内の平和」を謳歌していた東京をドリットル率いるB25爆撃隊が突如空襲したようなものなのかもしれない、と思ったりもするのである。

 テロ手段による問題解決は反対だと声明したところで、それはせいぜい自分の政治的立場を守るのに役立つだけでテロがなくなるわけではない。テロをなくするにはテロの原因を明らかにしなければならない。いったい何が原因なのだ。わたしにはわからない。持つべき情報を持っている人は真剣にこの原因を考察して欲しい。そしてその動きを押さえつける努力だけに終わることなく、その原因を克服する道を探らなければならない。


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