2001年 7月19日 木曜日

栃木・下都賀地区にうれしい動き


 取り急ぎ、朝日新聞栃木版の記事を載せておきます。田中正造を生んだ下都賀採択地区では、扶桑社版中学歴史教科書の採択を否決する動きが出ていますね。

 愛媛の動きが気がかりですが情報が入りません。今、松山市教育委員会にたいするファックス運動を準備しています。

 

「つくる会」教科書 採択協方針にノー続々

 これまで「承認の儀式」の場でしかなかった教育委員会が、次々と「NO」を突きつけている。下都賀地区の採択協議会が決めた「新しい歴史教科書をつくる会」主導による扶桑社版中学歴史教科書の採択方針は、これまでに小山市など地区内3市町の教育委員会が否決。結論が出ていない他町でも反対論が相次いでいるという。

 上意下達が通例の教育行政では大きな「異変」だが、教育委員の1人は「この教科書だけは子どもたちに使わせるわけにいかないと思った」と話す。協議会は決定を白紙に戻して25日にも再審議するが、再度「つくる会」教科書を採択するのは不可能とみられる。

 17日に全会一致で採択方針を否決した小山市は、地区最大の自治体。公立中の生徒は約5400人と域内の4割弱を占める。地区採択協議会の会長も同市の教育長。強い影響力をもつ同市の態度決定により、地区全体で不採択とする方向性が固まった格好だ。

 関係者によると、同市教委の5人の委員は「継続審議などにはせず、この場ではっきり可否を決めよう」と話し合ったという。「つくる会」教科書については、文部科学省側から137項目に上る検定意見を付けられた末に合格した経緯などを踏まえ、「公立校の教育で使うことは適当でない」という意見で一致したという。

 17日は他に4町で教育委員会が開かれ、大平町も全会一致で否決。野木町でも「記述に問題がある」という意見が主張され、可否の採決をとらないまま決定を採択協議会に差し戻すことで一致した。協議会には決定の再検討を求めており、事実上「否決」と同じ結論だ。

 同町の新井清保教育長は、再審議終了後の記者会見を検討するよう、採択協議会に要請した。議論の内容を公表しない「秘密主義」に批判が集まっていることを踏まえたとみられる。
(7/19)


へ戻る Contentsへ戻る