2001年 6月26日 火曜日

 父の葉書
 5月上旬


 
5月2日消印 母宛鷄料理がよく出てくる。天長節の祝いは酒と鷄であった。「あたりの植物はすべてが高山植物、小さいながらも花盛りだ 」はすばらしい描写だ。

小包が届くには一ヶ月かかる。「五月一日小包が到着した。荷造完全のため何等被害なし 有難ふ。御礼申します。」とまで書かれて母も鼻高々であったろう。

5月3日消印 母宛小包のなかには心のこめられた品々が詰め込まれていた。無欠勤・無休日を続けている。
5月6日消印 兄宛農学校に学ぶ兄に蒙彊の農法を伝える。絵入りの葉書である(この絵は写したもの)。

兄の就職先についてもいろいろ情報を集めている。近々一家挙げて蒙彊に移る積りだったのか。

5月9日消印 母宛今日も休日出勤。

中国人の貴重な財産である家畜を乱暴な方法で購入している。これでは日本人に対するうらみは広がる一方であろう。