2001年 5月11日 土曜日

 学習ノート
  石原慎太郎の政策の本質


   『週刊読書人』(5/11)の『論調』欄、今週は松葉祥一さん(神戸市看護大学教員・倫理学)が「石原首相待望論の土壌」を執筆している。その中で<石原の政策の本質はポピュリズム(大衆扇動政治)だ>とする山崎正和さんの分析が紹介されている。なるほどと思ったので書きとめておく。

石原ポピュリズムの特徴
(1)single issue(単一問題)運動の形式を取る さまざまの社会問題のうち単純化しやすい問題を一つだけ切り離し、それに対する対処療法的な政策を立てる
(2)民衆の感情に訴える問題だけを取り上げて、扇動をおこなう目に見え、耳に触れる問題だけを扱う
(3)問題を電撃的に提起する議論のプロセスを短縮する

 ただし、このような政策が長野の田中知事の「脱ダム宣言」にもぴったり当てはまるのが興味深い。

 山崎正和さんの一般化になにか見落としがあると言うことであろうか。
 あるいは、輿論調査で示される圧倒的な支持をバックに独断専行したがる点では、石原・田中両知事も小泉首相も田中外務大臣も大同小異ということなのだろうか。