2001年 1月31日 水曜日

 校則 2 服装


   hair style の次は服装である。本校の制服は、男子校であった当時は普通の学生服だった。生徒たちはこれをさまざまに改造して見栄をはる(文化とは見栄である、いう人もいる)。上着の長さは時代とともに長くなったり、短くなったり、ズボンの裾は細くなったりダブダブになったり、…。教員はこれを均一化しょうと何度も何度も挑戦したのだが、どうも生徒たちの見栄のほうがしたたかなようで教員はつい負けてしまう。

 そこでブレザーにすればこういう苦労をしなくて済むじゃないかとブレザーに移行した。さて、結果やいかん。結論的にいうとなかなかかえって精緻な規則が必要となったといえるかもしれない。以下、服装についての規定である。

服装について 法30章

  1. まず服装の一般的な規定であるが、「服装は全般にわたり、高校生らしい清楚さを保つ」とある。しかし、常識的なことを言って悪いが、「高校生らしい清楚さ」は「高校教師らしい清楚さ」と同じくらい無意味である。校則の根本にこのような曖昧模糊とした規定があることは、生徒にとっても教員にとっても幸せなことではない。
    女性の形容として使われることが多い「清楚さ」であるがここでは男女ともに適用される。

  2. ブレザー、ズボン、スカート、ベスト、コートについて

    1. 「制服は本校指定のものを着用する」とあるが、本校指定以外の制服など問題外であるから、ちょっと変な規定となっている。ここは「本校生は、本校指定の制服を着用する」とくるところであろう。

      1. 冬季の制服規定(濃紺三つボタンブレザー、男子はスラックス、女子はプリーツスカート、ベージュのボタンダウンの長袖シャツ、グリーンのネクタイ)
      2. 夏季のの制服規定(略)
      3. 春秋季の制服規定(略)

    2. 制服についての細則

      1. 制服は気候や体調などに応じてどの組み合わせで着用してもよい。

      2. 定められた行事などでは、必ずネクタイを着用する。それ以外は着用しなくてもよい。

      3. 制服のズボンを異様に変形してはいけない。(異様でない変形はかまわないと読める。)

      4. 制服のスカートは極端に長くしたり、極端に短くしてはいけない。(ここも、極端でない場合は少々長くしても短くしてもよい、と読める。)

      5. 本校の制服となっているもの以外のベストを着用してはいけない。

      6. ズボンのホックを留めないままで、ズボンを着用してなならない。

    3. コートについて

      1. 制服のコートの規定(略)

      2. 上の規定にかかわらず、運動部の公式コート、ジャンパーなどは所属部員にかぎり着用してよい。この場合許可申請は不要である。

  3. 下着について

    1. 下着は白い色のものを着用する。

      1. 色物・絵柄・文字いりのTシャツ・下着などを着用してはいけない。

  4. ベルトについて

    1. 黒・紺・茶のいずれか一色で、ベルトホルダー縦幅の半分以上の幅のあるものを着用する。

    2. 上の規定から外れた細いベルトを着用してはいけない。

    3. ベルトを使用しないでズボンを着用してはいけない。

  5. ソックスについて

    1. 男子は白・紺・黒の本校指定のソックスを着用する。

    2. 女子は白・紺・黒の本校指定のソックスまたはハイソックスを着用する。

    3. ルーズソックスなど本校指定のソックスを着用してはいけない。

  6. 靴について
    1. 通学靴は本校指定のものを着用しなければならない。

      1. 屋外での運動に適した運動靴または黒一色の革靴を使用する。

      2. 怪我などの事情で指定の靴がはけない状態の時は、学級担任にその旨申し出、生徒手帳許か欄に脱靴許可を受けなければならない。

        1. 屋外での運動に適さない運動靴は着用してはならない(念を押す規定になっている)。
        2. かかとの部分だけ色の異なった革靴は許可しない。
        3. かかとあるいは底の部分が高い革靴は許可しない。
        4. エナメルやメッシュの革靴は許可しない。
        5. 模様入りの革靴や先のとがった革靴は許可しない。
        6. ブーツは許可しない。